5回の連載形式でお送りしているアクセスアップやSEOの効果をより高めるためのサテライトサイトのポイント、最終回は、内部リンクにも応用可能な効果的なアンカーテキストの設定方法についてです。
タイトルに2018年とはついていますが、細かいテクニックは日々変わっても、基本的なグーグルの方針は10年前と大きくは変化しておらず、非常に重要な内容になりますのでしっかりと押さえていきましょう。
目次
SEO対策の大きな要素としては、サイト自体の要素である内部要因と他のサイトから影響を受ける外部要因の2つがあります。
外部要因は基本的には、被リンクと考えて問題ないと思いますが、被リンクの大まかなパターンとして、サイトからの被リンク、ソーシャルメディア等からの被リンクの大きく2つに分ける考えることが重要です。
ソーシャルメディア上からのリンクは、いいね等の数や質によって、同じfacebookやツイッターからの被リンクの重みが大きく変わってくるというのがポイントになります。
つまり、いいねが10000ついているfacebookの投稿内のリンクと、いいねが10のリンクでは全く評価が異なるということです。
ツイッターの場合は、リプライ等が多い投稿内のリンクの評価が非常に高いと考えてよいでしょう。
メインのサイトのコンテンツを充実させれば外部要因は、従来ほど意味がないと言われています。
しかし、それでもまだまだ大きな要因の一つで、SEOを行う上で無視はできません。
というのも、少し前、様々なコンテンツを集めたまとめ型のサイトであるキュレーションサイトがSEOに非常に強かった時期がありました。
キュレーションサイトはまとめ型のサイトのため、短期間に多くのコンテンツを作成しやすい、テーマを絞って専門性が高いサイトができやすい、1ページ当たりのコンテンツ量を増やしやすいという特徴があるため、盗用ぎりぎりの作成方法でありながら、内部要因的には高い評価を得てしまいました。
そういったサイトが乱立したため、再度、外部要因等が見直されるようになった傾向があります。
外部要因としての被リンクの設定の方法で重要なのは、アンカーテキストリンクといわれるものです。
アンカーテキストリンクというのは、画像などに設定されているリンクではなく、メニュー文字や文章中の単語等に直接URLが設定されたテキスト部分のことです。
グーグルは、このアンカーテキストの内容を含めて、遷移前のサイトと遷移後のサイトの関連性を見ており、SEOにおいても非常に重要な要因になります。
たとえば、「こちらへ」だとテキストだけ見てもどのページに飛ぶのかわかりませんが、「ジェルネイルの施術料金へ」、「横浜で人気のイタリアン」というテキストであれば、リンクをクリックした後に飛ぶページがどのようなページなのかわかりますよね。
上記のように、リンク先をイメージできるようなテキストにすることが非常に重要になります。
ユーザーが一目見て、リンクだとわかるようなながらや文章にしましょう。
長すぎてもいけませんし、逆に短すぎてもわかりにくくなります。
また、アンカーテキスト自体に、「〇○へ」、「●●についてはこちら」といった誘導するような文言を入れるのもよいでしょう。
おしゃれなサイトに多いのですが、アンカーテキストと通常のリンクの差が無く、リンクがわからないということが多くあります。
PCなどでは、カーソルの形が変わったりしますが、スマホではタップするまで全くわかりません。
色はもちろん、下線を入れたり、太字にする等、デザインの邪魔にならない範囲で装飾をするようにしましょう。
アンカーテキストにキーワードを詰め込みすぎることを、グーグルはスパムになると明言しています。
キーワードの羅列になるようなアンカーテキストは絶対に避けましょう。
せっかくアンカーテキストを工夫しても、そもそも誤字脱字があれば、その状態でグーグルに認識されてしまいます。
頑張って、設定しても、間違った字で最適化されてしまったということが無いようにしましょう。
サイト内でリンクが多い箇所と言えれば、ヘッダーやサイドナビゲーション、フッターなどのメニューを列記する箇所です。
それ以外に、コンテンツ内のリンクがありますが、比較的にコンテンツ内のリンクの方が評価される傾向があります。
文章の中で、情報を補足するようなリンクはユーザーにとっても有益になりますので、そのあたりを意識するようにしましょう。
記事の3割のテキストにリンクが張ってあると、非常に見にくいし使いにくいですよね。。。
リンクはあくまで、表示されている記事の補助的な情報です。
あまり大量のリンクを貼らないようにしましょう。
サテライトサイトなどの被リンクのアンカーテキスト設定の内容はそのまま、メインサイトの設定にも役立ちます。
最終的には、被リンクの張り方は、ユーザーによって有益なリンクかどうかです。
メインのサイトも、サテライトサイトもそういった視点で再チェックをしてみましょう。